囲碁について

囲碁の効用

右脳を使う囲碁は、判断力を高め、集中力が身につき、記憶力が向上します。
どこに打ってもよい自由なルールは創造力を豊かにし、誰とでも楽しめるので対話力を高め、バランス感覚を養い、コミュニケーション能力を高め、相手の心を読むトレーニングにもつながります。更にはストレス解消にも効果があり、ボケ防止・脳卒中のリハビリ、予防面でも囲碁の効用が注目されています。
また囲碁を学ぶことにより脳機能がより発達するという研究結果も発表されています。
囲碁は子供の人格形成に役立つため、クラブ活動としてだけでなく正課授業として囲碁を取り入れる小学校や高校等がでてきました。何より大事なのは、囲碁で子供同士や年代を越えた人と接することによって「人を思いやる気持ち」「感謝の心」が芽生えてくることです。

囲碁の用具
  
(1) 碁盤
19路盤 タテ・ヨコにそれぞれ19本の線が引かれています。
13路盤 9路盤で基本をつかんだ初級者がより実戦に近い感覚を学ぶために使われることが多い。
9路盤 主に囲碁の初心者が囲碁の実戦の感覚をつかむために用いられる。

(2) 碁石
白と黒の2色です。

(3) 碁笥(ごけ)
碁石を収納したり、相手方からとった石を碁笥のふたに保管します。

囲碁のルール

(1) 碁盤上に自由に黒石、白石を交互順番に置くことができます。
 碁石はタテ線とヨコ線が交わる交差点に置きます。
 いちど置いた石は動かすことはできません。
 相手の石の逃げ道をふさげば取ることができます。
(2) 陣地(領地)が多い方が勝利します。
(3) 相手の石を囲めば取ることができます。
(4) 碁石を置けない場所があります。(着手禁止点)
(5) コウのルール

囲碁の用語(別紙)

囲碁の格言(別紙)

囲碁のマナー

(1) 対局マナー
 対局のルールを知る前に、必要なマナーを覚えておきましょう。
 対局の相手に不愉快な気持ちを与えず、勝負は盤上でフェアに競うということが対局マナーの基本です。

(2) 挨拶(礼に始まり、礼に終わる)
 打ち始めるときお互いに一礼、または「おねがいします」と挨拶をします。
 対局が終わったときも一礼、または「ありがとうございました」と挨拶をします。もちろん使った碁石をキチンと片付けるのも忘れずに!

(3) 「マッタ」はしない
 「マッタ」とは一度盤上に置いた石を、別の所に打ち直すことを言います。

(4) 対局中のおしゃべり
 囲碁は別称「手談」ともいわれ、盤上で一手一手意味のあるコミュニケーションをしているので、対局中、おしゃべりをする必要がありません。
 観戦者は対局中の碁に関することを絶対言ってはいけません。(対局中の助言はやめましょう)
※簡単なマナーなので守って気持よく対局を始めましょう。